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comedy
Lyricist:谷口喜多朗 Composer:谷口喜多朗
改札を抜けて、石楠花の街へ。 どこへゆけば良いのか僕だけが迷っていた。
教室の隅で漫ろに憂いて、気づけば陽が暮れてた。 よだれの河干上がって。
僕の悲しみに名前をつけるな!
塞ぎ込んでたら動き出した。理由も特にないままで。 動き出した隣人は皆、考えなど何もなく見えて。
立ち止まって祈るだけで、 いつの日か救われるわけないだろ。 君がこけなきゃ何も起きない。 案外、単純で退屈なコメディ。
大事なことだけするりと忘れて、 今日の僕は何を成し遂げただろうか。 洗濯物の山が崩れる。
理科の久保爺が褒めてくれた日を 燃やして、暖をとってさ。 何もかもやり過ごしたいんだ。
安くて味の濃い何か、僕は飲み下して眠った。
叫び声がまだ止まないんだ。 Find more lyrics at ※ Mojim.com 心臓は僕を笑っていて 転げ落ちた僕を見下ろす。 同情なら猿にくれてやれ。
僕はどうしてここに立ってて、 言いようのない悲嘆に沈んでるの? シャツの穴から覗く浮世を、 間抜けな顔で生きるコメディ。
フライパンで僕を引っ叩いて、 ペラペラになって風に舞わせて、 早くもってこいよロードローラー。 ベタなバナナも悪くない! 哀愁なんかで騙さないで、 慣習ばっかで嫌んなんね。 口論ばっかにたよんないで、 全て喜劇に変わるはずなんだ。 そんなわけがないけどさ。
塞ぎ込んでたら動き出した、理由も何もないままで。 動き出した瞬間だけは、心臓は僕のものになって。 息が切れたら、足がもげたら、逆立ちで唾を吐いて進め。 動き出した瞬間、僕を指差して笑え阿呆どもよ。
僕はこうして、腰曲がって、 悪態をついて、孤独になって、死ぬんだろな。 構わないけど少し寂しい。 結局さ、仕方なく生きるコメディ。
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