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月亭可朝
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幸せな男
Lyricist:月亭可朝 Composer:月亭可朝
世の中で一番幸せな男は 風呂屋の番台に座ってる おやっさんやで、あまりにも立場が 恵まれすぎてるやおまへんか。ところがあの商売なかなか難しいんやで、 顔はなるべく 男湯の方、向けてなあきまへんのやで、顔は男の方、 向けてても、目の玉だけ自由行動さしてるやおまへんか。 風呂屋のおやじさんが、昼間おもてを歩いてたら、前から着物姿の ご婦人が、歩いて来たでえ。 「お風呂屋のご主人 こんにちは」 「ああ、えーと おたくはどちらの奥さんやったかいな、 顔に見覚えおまへんねんけどなあ」と、云うてる時に風が吹いてきて、 そのご婦人の着物の裾がちょっとめくれて肌がちらっと見えたでー それ見た途端に おやっさん Find more lyrics at ※ Mojim.com 「あ! 山田はんでっか!!」 なんちゅう失礼な おやっさんやおまへんか。 世の中で一番不幸せな男は 嫁はんがよそのおっさんの子供産んでんのに それ知らんと一生懸命育てとるおっさんやでー あまりにも失礼すぎるやおまへんか そんな嫁はんにかぎって婿はんには やさしいこと云うてくれるもんやで 「私がこんなに幸せなのもあなたのおかげやわ チュー!」 てなこと云うてるけども ふとんの中で聞かされる寝言はいつでも コウジさん… ミキジロウはん…… シンイチあん……… ああーー 知らん男の名前ばっかりやおまへんか。
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